海、魚、そして魚料理が大好きな漁師のKochanのおうち「Fisherman’s house
Araking」があるのは、千葉県の房総半島の一番南にある南房総市(みなみぼうそうし)。
目の前に広がる海を見ながら、都心では感じられない潮風を体いっぱいに受けると、人であふれる観光スポットや賑やかな都心の町とはまったく違う、別世界に来た感覚を味わえます。
ロケーション
最寄り駅のJR内房線の千倉(ちくら)駅から、Kochanの無料送迎の車で15分ほど。
ジャパン・レール・パスを使って電車で来る場合は、東京駅から約2時間半(途中、乗り換えあり)。
または、東京駅八重洲口から高速バス「なのはな号」で約2時間の千倉駅か、そこから10分ほど先の潮風王国(しおかぜおうこく)でピックアップ可能です。
もともとは都会で働くサラリーマンだったKochan。でも南房総の自然に魅了され、「僕、もう都会や海外に行かなくても、ここにいれば大満足なんです。」と、すっかりこの土地を愛するように。
日本のローカルな海の町を体験してみたい海外からの方だけでなく、いつもは海のない所に住んでいる日本在住の人にもぴったりのKochanのおうち。
4人まで泊まれるゲストルームには冷蔵庫やAmazonプライムビデオが観られるテレビ、マッサージチェアまであり、広々として快適。
手作りのウッドデッキが広がる庭ではバーベキューができ、ゲストの皆さんに大好評の露天風呂もあります。
新鮮な魚料理をはじめ、サーフィンや満開の花摘みなどが楽しめる「Fisherman’s house Araking」のあふれる魅力を紹介します。
ゲストルームの天井には、流木を使った手作りのライト
手作りの露天風呂も楽しめます!
Kochan:僕が釣ってきた魚をお客さんと一緒にさばいて、お刺身や焼き魚とかにして食べるんですよ。庭のウッドデッキでバーベキューもできますしね。新鮮で、本当においしいですよ!
Kochanによる魚のさばき方レッスンは包丁の持ち方から丁寧に教えてくれるので、初めての人でも安心。切った魚はお刺身や鍋など、お好きな料理にして食べることができます。
アジをさばいて、お刺身にするレッスンです
寒い時期は、鍋もおいしいですよ
Kochan:普段はゲストの希望で一緒に観光したり、夜は一緒に食事したりして過ごしています。うちの貸出自転車や、駅で借りられるレンタサイクルでこの辺を回るのもいいし、時間が合えば僕が車で遠いところにも案内できるので、やりたいことがあったらぜひ希望を伝えてください!
「Fisherman’s house Araking」という名前、気になるのは“Araking(アラキング)” の 由来ですが?
Kochan:僕、名前が荒木なんですけど、サーフィンの大会で優勝したことがあるので、それでArakingです(笑)。
なんともシンプル!
インパクトが強くて忘れられない名前ですが、Kochanのこれまでの経歴もかなり印象的。
Kochan:もともと外資系の半導体の会社で営業やってたんですが、海が好きすぎて漁師になったんです。
すごい変わり方ですね(驚)
Kochan:サーフィンやってたので、もともと海は好きで、漁師にあこがれはあったんですけど。船の操縦をするために船舶免許を取りに行って、船に乗った瞬間、電撃が走って。で、「漁師になる!」と決めたのが、5年くらい前、45歳の時です。初めて自分で捕った魚を食べた時は感動しましたね。
僕はイギリスで2年半ほど暮らした経験があって、最初の6ヶ月はホームステイをしてました。なので、英語がしゃべれる珍しい漁師です(笑)。
なぜホストファミリーを始めようと思ったの ですか?
Kochan:漁師の仕事はすごくハードで、体力的に大変なので、このままずっと同じようには続けられないなと思って。なので、こういう魚でもてなす民泊とか、捨てられる魚を活用したりできないかとか、漁業を発展させた形でなにかできないかと考えてたんです。
あと、地元を盛り上げることもしたいと思っていて、今は地域のイベントや集まりで魚料理を振る舞ったりしています。
夢は船が着いたらすぐそこに宿があって、釣ってきた魚をバーベキューとかで食べれるようなのをやりたいですね。大きな宿じゃなくて、お客さんとの直接のコミュニケーションが取れるサイズの宿、それがゴールですね。
おいしい魚料理と、ゲストとの楽しいおしゃべりが一番
ゲストにどんな体験をしてほしいですか?
Kochan:南房総やこの周辺でできる体験はすごくたくさんあるので、やりたいことを言ってくれれば、だいたいなんでもできます。
海だとサーフィン、海水浴、サメや海底神社が見られるダイビング、海釣り、漁船の見学乗船など。
陸ではいちご狩りをはじめ、びわやメロン狩りもあるし、海外の人にはロープウェーで登れる鋸山(のこぎりやま)が有名です。
僕のおすすめは、1~3月に満開になるお花畑。ここからすぐ近くにあって、花のすごくいい香りがします。花摘みができるので、夏よりも冬の方が観光客が多いんですよ。夜は星空もきれいに見えますしね。
千倉(ちくら)の花畑はすぐ近く
Kochan:ほかにも1300年以上の歴史がある神社やお寺めぐり、写経体験、寿司作り体験に陶芸体験。
ミュージシャンや画家や詩人などのアーティストが多いので、音楽ライブやアートイベントもあちこちでやってます。
海辺や橋など、CMや映画で使われたインスタ映えする景色もあちこちにあります。
気候が穏やかで、1年中おいしい食べ物があって、海のすぐ近くだけど小さい山もあるし、東京までは車で1時間半くらいの距離なので、本当におすすめばっかりですよ。
おすすめが止まらないですね(笑)。南房総LOVEですね!
Kochan:毎日、海に沈む夕日を見てますけど、毎日、感動しますね。
自然は豊かだし、魚だけじゃなくて野菜とかの食材も豊富だし、物々交換で魚となんでも交換してもらえるし、お金をあまり使わないで楽しめる。家でコーヒーを淹れて、目の前の海を眺めながら飲んで満足だし、お金に対してストレスフリーな生活ですね。
なので僕、もう都会に行かなくても、ここにいれば大満足なんです。
海外からのゲストにどんな「おもてなし」をしていきたいですか?
Kochan:僕は漁師なので、魚をおいしく食べてもらったり、漁師体験をしてもらったり、そういうことを通して日本っていいなと思ってもらえたらいいなと思います。ホームステイを通じて友達が増えて、またリピートしてくれたり、そういうつながりができるといいですね。
ホストファミリーとしてのコツは何でしょうか?
Kochan:自分が楽しむようにしています。自分が楽しくなかったら、相手にも伝わらないですし。一緒に楽しもう!っていつも思ってますね。
最後にもう一度、南房総のPRをどうぞ!
Kochan:この地域は元サラリーマンの移住者が多くて、一人でイタリアン野菜を中心に育ててる人とか、イノシシとかの獣を捕まえてジビエ料理を出してる人とか、家族で移住してきて自給自足の生活をしてる人とか、本当にいろんな人がいるんです。濃いキャラの人も多いです(笑)。
商業的なお店なんかがあるわけじゃなくて、海や空、自然がそのままあって、それがいいって感じる人たちが集まってますね。
外国からのゲストはもちろん、日本の方や、東京など都会に住んでいる外国の方が、週末に自然豊かな田舎を体験しにくるのにすごくいいところなので、ぜひ遊びに来てください!
有名な観光地とは違って、まだあまり外国からの観光客が訪れていない南房総。
「何もない」けど、数え切れないほどの魅力あふれる南房総で、スローライフを楽しみましょう!
お待ちしています!
あなたもホストファミリーとして
おうちで世界と
つながってみませんか?
海外からの旅行客にも大人気のお刺身。
一番おいしく食べられるのは、魚を切ったばかりの「さばきたて」ですが、レストランやスーパーでそこまで新鮮なお刺身を食べられることは多くありません。