Marilenaさん
そう話すのは、ホストファミリー歴18年のMarilenaさん。旦那様と息子さんの3人暮らし。
息子さんが3才の頃からホストファミリーを始め、いろいろな国からのゲストとの交流を楽しんでいる。
Marilenaさんのおうちのおすすめは、ローカルな日本人の生活が垣間見られる一戸建ての和室のゲストルーム。
日本の伝統的な畳の部屋で布団で寝てみたい人や、和室でごろんと手足を伸ばしたい人にぴったり。
新しい畳が気持ちいい和室のゲストルーム
1 階はゲスト専用フロアで約10 帖の和室のゲストルームが2 部屋。どちらの部屋も内装をリフォームしたばかりで、Marilenaさんの掃除も行き届いているのでピカピカ。
同じ階にゲスト専用のトイレ・洗面台・ミニキッチンがあり、気兼ねなく滞在できるようになっている。
Marilenaさん家族が暮らす2 階にゲストとホスト共用のリビングとお風呂があり、ゲストとの団欒の場所となっている。
ゲスト専用エリアに冷蔵庫や電子レンジもあります
Marilenaさん:去年(2018年)は、民泊届出申請をして多くの方がお越し下さりました。
畳の部屋が気に入ってくださり、何度もうちに予約してくれるリピーターの方もおられます。国のインバウンド政策で日本を訪れる外国人観光客が激増し、時代が変わったと痛感しております。
ゲストはどんな方が多いですか?
Marilenaさん:国籍は本当にいろいろです。
宿泊目的で一番多いのは、箱根や鎌倉、江ノ島への観光をしながら畳の和室・布団を体験したい外国人カップルやお友達同士です。このエリアに家族が住んでいる外国の人が泊まられることもあります。全体の1割ほどが日本の方です。
ゴールデンウィーク最後の数日間、日本で働いている外国人のカップルが「都会で疲れちゃって、ゆっくりしたい!」ということでいらっしゃいました。都心から1時間でちょっとした旅行気分で移動できる立地で、観光地ではないけれど、静かでローカルな滞在ができる場所として選ばれております。
ゲストルームには日本人形が飾ってあります
ホストファミリーを始めたきっかけは?
Marilenaさん:最初は市の広報に掲載されていた姉妹都市交流事業で、夏休みにアメリカからの家族を1週間ほど迎えたのがきっかけでした。地元の一般家庭にホームステイしながら、市主催の夏祭りに参加するというプログラムでした。
その後も同じ市内の大学のオーストラリアの姉妹大学からの交換留学生を受け入れたりしていました。
なぜホストファミリーを始めようと思ったのですか?
Marilenaさん:1つめの理由は、自分が学生時代にロンドン郊外でホームステイを体験したときに、ホストマザーとホストファザーがとても良くしてくださりました。
その後、自分が結婚して家族を持って初めて、ある日突然見知らぬ極東アジアの小娘を気持ちよく受け入れてくれたホストのモイとペギー二人の偉大さに気づきました。今と違い、当時は黒髪黒目のアジア人ということで人種差別が人によって露骨にされる時代でした。二人にお礼したいが時すでに遅し。
ならば、日本が大好きで、日本の文化や日本語を学びたい人達を受け入れて、「日本に来て良かったな」といい印象を持って帰国してもらいたい思いと始めました。
2つめは、息子に自分の国以外に目を向けている人達を見せたかったからです。
彼に「こうやって日本人家庭に飛び込んで、異国の地である日本の生活を体験している人達がいる」ことを、目の当たりにさせて一緒に生活することで、彼の引き出しの中に入れておけば、いつか財産となり人生に役に立つかと思いました。
ホストファミリーを始めるのに不安はなかったですか?
Marilenaさん:ホームステイの体験をしていたので、特にはございません。強いて言えば家族の理解を得るのが大変でした(笑)。
あとは、自分がホストをするにあたって、まずはゲスト様の立場に立って一通り体験しようと、我が家と同じホームステイ型をされているいくつかのホスト宅に事情を話し、情報共有を兼ねて宿泊いたしました。
これまでのゲストからのリクエストを積極的に取り入れて、ミニキッチンに冷蔵庫・電子レンジ・電気ポットを設置したり、2台の無料貸し自転車を提供したりしてきたMarilenaさん。
開けにくかった玄関のドアの鍵をキーレスの暗証番号ボタン式のものに変えるなど、ゲストがより快適に滞在できるよう熱心に改善を続けている。
無料の貸出自転車でお出かけできますよ
思い出に残っているゲストとのエピソードはありますか?
Marilenaさん:ある年末に台湾人のカップルがいらっしゃったんですけど、彼女はドイツ、彼はニューヨークに住んでいて遠距離恋愛をしていて、我が家で落ち合うっていう方達がおられました。
2人一緒に到着しなかったので、あれ?っと思っていたら、うちが待ち合わせ場所になってるって聞きまして、「久々に会うのに、うちでいいの!?」とこちらが焦ってしまいました(笑)。
その方達は新年お正月に4泊くらいされたんですけど、「畳の部屋で、本当によかった!」って、最高レビューを残してくださりました。
最近ではアメリカ人男性が、日本人の彼女が同じ市に住んでいるということで1週間くらい滞在されたときのことです。
彼女との出会いやこれまでのいろんな話を聞いていたのですが、滞在最終日に「今日はすっごくナーバスだ」というので理由を聞いたら、「これから彼女にプロポーズするんだ」って先に告白され、まるで映画のシーンに立ち会っているようで、こちらまでハッピーな気持ちになり、ホスト冥利に尽きる瞬間に邂逅いたしました。
リピーターの方も多くいらっしゃるのですね。
Marilenaさん:はい、沢山おられます。
特にオーストラリア人カップルが滞在した時、談笑中に息子が今度ワーキングホリデーでオーストラリアに行くって話をしたら、また会おうという展開になり、空港での息子のピックアップや銀行口座開設のお手伝いをしてくださったり、自宅に招いてくださったり、今も家族ぐるみでおつきあいしていています。
自宅のような和室で快適ステイをどうぞ
Marilenaさん:自然の紙と木で作られている和室は、ホテルの部屋のような洋室とは違います。先人の知恵で培われた日本の気候に合った障子や畳は、ほっと安心できる空間を醸し出しています。
一般住宅で日本人が昔から生活してきた伝統的な畳の部屋が少なくなってきているので、この機会に家族のように過ごせる我が家の和室での滞在を楽しんでください。
お待ちしています!
Marilenaさん:NiaHomesを通して、ホストファミリーを始めた原点の気持ちに戻って、ホームステイの受け入れをしたいと思っています。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
あなたもホストファミリーとして
おうちで世界と
つながってみませんか?
Marilenaさんの住まいは東京から電車で約1時間ほどの場所。
東京の都心だけでなく、箱根や鎌倉、江ノ島方面を訪れるゲストにも大人気です。