ラナさん一家(左からムケシさん、マナン君、モニカさん)
千葉県鎌ケ谷市の緑あふれる住宅地。
新築のおうちでゲストを迎えるのは、インド出身のモニカさん、ムケシさん、そして1歳7ヶ月の息子のマナン君のラナさん一家(2019年5月の取材当時)。
お二人とも英語、日本語、そしてヒンディー語で会話ができます。
ロケーション
東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)
鎌ヶ谷(かまがや) 駅 <駅番号 TD 31>
徒歩14分
鎌ヶ谷駅の隣の新鎌ヶ谷駅<TD 30, SL 11, HS 08>から成田空港まで、直通電車で約30分
1階がゲスト・ホスト共用のリビングルームとお風呂。2階に6畳ほどのゲストルームが1部屋あり、ベッドで2人まで泊まれます。
女性かカップル限定でゲストを受け入れているラナさん一家に話を聞きました。
ゲストルーム:インド風のデコレーションがかわいいベッド
どうしてホストファミリーを始めようと思ったのですか?
モニカさん:私はインドに住んでいた頃はエア・インディアのCA(客室乗務員)として働いていて、日本に来てからは2年半、英語を教えていました。
息子が産まれてからは働きに出られなくなったので、家で何かをしたいと思ったのがきっかけです。民泊のホストファミリーとして家でゲストを迎えるのは、一番良い選択でした。
ムケシさん:私は2006年から日本に住んでいて、IT系の会社で働いています。民泊は私の名前で登録しましたが、私は普段は仕事に出ているので、実際のホストは彼女(モニカさん)です。
民泊を始めるときに不安はなかったですか?
モニカさん:民泊に関わる事件など、いろいろ聞いていたので、最初は少し怖かったです。家にいるのは、普段は私と息子の2人なので。ですので、我が家では女性か、カップルのゲストのみ受け入れるというルールにしました。
民泊(住宅宿泊事業者)の登録手続きは、自分たちでしたのですか?
ムケシさん:はい、全部、自分たちでしました。
書く書類や集める書類がたくさんあって大変でしたが、千葉県の民泊オフィス(※)の担当の方が親切で、ひとつひとつ丁寧に教えてくれました。
※ 千葉県庁 健康福祉部 衛生指導課
モニカさん:相談には3、4時間かかることもありました。当時、まだ生後6、7ヶ月だった息子を連れての相談は大変でしたが、すべての書類を揃えて、民泊の届出ができました。
ホストファミリーをすると決めていたので、途中であきらめることは考えなかったです。
ムケシさん:2018年7月に民泊の届出番号が届いたときは、本当にうれしかったです!
民泊(住宅宿泊事業者)の登録にはさまざまな書類が必要で、日本人でも簡単ではない手続きです。
それを夫婦おふたりで完了したのは、本当にすごいです!
ゲストはどこの国籍の方が多いですか?
モニカさん:日本のゲストと、日本国外からのゲストが半々です。中国のゲストも多いです。
成田空港が近いので、入出国の前後に泊まる人もいますし、宿泊料が安いので長く泊まって、ここから東京に観光に行く人もいます。
東京の都心までは1時間ほど離れていますが、あまり距離を気にしないゲストが泊まりに来ます。最長で8泊したゲストもいますよ。
日本ハムの2軍のスタジアムが近いので、そこに通うゲストや、就職活動中の学生さんが泊まったこともありますね。
ご自宅のおすすめポイントはなんですか?
ムケシさん:新築の家ということ、我が家に泊まったゲストから高い評価をいただいていること、それから成田空港に近いことです。
モニカさん:私はゲストと話をするのが好きですが、それぞれのゲストに合わせて、無理に話しかけることはありません。
お話が好きな人とはインドのお茶を飲みながらおしゃべりしますし、プライバシーを重視する人には静かな環境を提供するようにしています。
思い出に残っているゲストとのエピソードはありますか?
ムケシさん:たくさんありますよ!
モニカさん:オーストラリアからのご夫婦が、日本に住んでいる息子さん一家を訪ねて来日されたとき、成田周辺での滞在も希望されて、我が家に泊まられました。
ちょうどその頃、私はあまり寝ない息子に困っていて、私の親くらいの年齢だったご夫婦がアドバイスをくれて、とても助かったんです。その時にもらったお土産をリビングに飾ってあります。
また、結婚してアメリカに移住する前日に泊まりに来られた日本人の女性とは、今でも連絡を取っているんですよ。
ゲストからもらったコアラのぬいぐるみ
これまでにトラブルはありましたか?
モニカさん:いいえ、特にありません。私たちはゲストのプライベートを尊重していますから、トラブルがないのだと思います。
近所の方も、我が家の民泊に理解をしてくださっていて、苦情が来たことはありません。
NiaHomesに登録しようと思ったのはなぜですか?
ムケシさん:まず、日本の会社のサービスなので、信頼できると思ったからです。私たちにとって、安全にゲストを迎えられることが重要ですから。
それから、日本人のゲストとの交流をもっと増やしたいと思っていますので、その点でも期待しています。
ホストとして改善したいことはありますか?
モニカさん:最近はゲストは皆さんWi-fiを使っているので、住所を伝えるだけで家に着くことができます。でも、より良いおもてなしのために、駅から家までの写真を撮って、我が家までのわかりやすい行き方を作りたいと思っています。
ゲストにどんな体験をしてほしいですか?
ムケシさん:モニカはインド料理を教えることができますよ。
私たちはゲストとお話しすることが好きですし、良ければマナンとも遊んでもらえれば。マナンは特に女性のゲストが好きで、よく後を追いかけたりしています。
インドのお茶を飲みながら、インドの文化や料理などについてお話ししましょう。私たちもゲストのお国について、新しいことを知ることができるので、とても楽しいです。
モニカさん:ぜひ我が家で楽しい時間を過ごしてください。
駅から我が家までは少し歩きますが、日本の閑静な住宅地を眺めながら、ゆっくりいらっしゃってほしいです。
何か知りたいことがあればすぐにお答えしますし、ご希望でインド料理も一緒に作れます。ゲストにとっての「インドの家族」になれるよう、努力しています。
とてもフレンドリーなモニカさんとムケシさんご夫婦に、大きなお目々とくるくるカールの髪がかわいいマナン君。
外国からのゲストだけでなく、日本の方にも多く泊まりに来てほしいとのこと。
日本での「インドの家族」に会いに、ぜひ泊まりに来てください!
私たち家族がお待ちしています!
あなたもホストファミリーとして
おうちで世界と
つながってみませんか?
自宅の空き部屋などを貸し出して、宿泊料を受け取るサービスを行うためには、民泊登録が必要です。
現在、民泊の登録方法は3つあり、そのうちの一つが、住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく「住宅宿泊事業者」としての届出。
ラナさん一家をはじめ、NiaHomesのホストファミリーは「住宅宿泊事業者」としての届出をしています。